2010年01月22日

「空港活性化懇談会」を傍聴して

 本日午前10時から「大阪国際空港」活性化促進協議会と豊中市議会「空港問題調査特別委員会」との懇談が行われました。

 この懇談会は、14日に開催された航対連(空港騒音に反対の立場)との懇談に続く2回目のものです。
出席者は、議会特別委員10名と豊中商工会議所会頭と空港に関わりのある会社や団体の方々9名が出席されました。
 活性協の意見は、最近議論がされている橋本府知事の伊丹廃港案に対し真っ向から反対で、大阪はもちろん関西経済にとっても大阪国際空港の重要性は計り知れないものがあるという意見でした。
 その理由として後背人口の多さ(1時間以内で行ける人口で関空400万人に対し伊丹1600万人)とともに、利便性や内陸空港(海上空港は震災時の危機管理上問題)
であることのほか他の交通アクセスへの整備環境など、決定的な差となっていること。
結局は経済合理性や利便性を無視して空港の活性化はあり得ないという意見でした。

 また、最近の大型機から中型機への転換を進める航空会社の経営方針に伊丹が有利なこと(ボーイング787や三菱MRJの低騒音、低燃費機材投入)、さらにこうした機材が日本製だったり、日本メーカーが大きく寄与している点からも奨励されます。

 さらに今回の懇談を傍聴していて感じたのは、活性協のメンバーさんに比べ議会特別委員会の情報発信力や根本的な空港に関する認識の差等には大きな差があり、相手方から「これで大丈夫かね」ともとれる発言には具の根も出ない状況でがっかりするとともに、懇談のあり方にも大いに反省すべきだと感じました。

 懇談会なのだから、もっと積極的に意見やアイデア、質問等をぶつけるべきだったと思います。結局相手の方々は経営者だったり事業経営の厳しい世界で鍛えられてきたつわものだけに活発な議論を通じて謙虚に勉強するべきだったと考えます。


fukuokamasaki at 16:25コメント(0)トラックバック(0)いろいろなお話(by福岡正輝)  

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索
プロフィール

fukuokamasaki

  • ライブドアブログ