2011年03月23日

「日本人よ」 くじけないで…

 東日本大震災は未曾有の災害をもたらし、情

報が更新されるたびに被害者数が拡大していま

す。また、原発事故が追い打ちをかけ、二次被

害の拡大にもつながっています。


 この国の失われた20年で国民は自信を失い、

政治の体たらくが自信喪失に拍車をかけてき

た。そうした中での今回の大震災の直撃とそこ

から来る二次災害は限度を超えつつある。どこ

までこの国はつらい思いをしなければならない

のか。過去にどんな罪を犯したというのだろう。


 町の至る所で直接、間接の募金など救済活動

が行われている。子どもの頃2カ月の間に父親

を含む身内4人を天災と海難事故で失った私と

してはひとごとではない。当時は親戚や近所の

方々、友人に励まされ、絶望感や将来に対する

否定観念も時間の経過とともになくなっていっ

た。


 現在の私自身は、この時の励ましや好んでし

たわけでもない「逆境に立ち向かう訓練?」によ

って人格形成がされたと考えている。また、この

時の心よりの感謝は私自身の貴重な財産だ。

 
 純粋に募金や救援活動、復旧・復興作業に立

ち向かっている多くの皆さんに感謝するととも

に、略奪や暴動も起きず、理性をもって耐え忍ん

でいる「日本人」のすばらしさに誇りすら覚える。


 この先はまだまだ長い苦労のいばら道だが、

国民一人一人が自分のできることを精一杯、人

に少しづつの優しさを提供することで国難を乗り

切らねばならない。


 多くの純粋な人々の気持ちに感謝しつつも、ま

かり間違っても救援活動を政治宣伝に結び付け

てはならない。


fukuokamasaki at 10:18コメント(0)トラックバック(0) 

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