2011年08月02日

「身近な環境問題」 から市政を…

 地元の東丘小学校は千里ニュータウンにあり他の
地域よりも敷地面積が広くゆったりとした学校です。
学校内外は実に緑も多く良好な学習環境ですが、
当然除草作業や剪定により処理しなければならない
緑のごみも大量となってきます。

 市の財政状況から全てを引き取り焼却するには
無理があり学校内のあちこちに袋入りの剪定ごみ
が野積みされています。この状況を何とかできない
かと専門家への相談や現地調査等を実施しましたが、
各学校でも似たような状況でした。

 この緑のごみを有効活用するために地元校の了解
のもと、腐葉土の地産地消に取り組むことにしました。
地域では学校だけではなくいろんな生活道路沿いや
マンション内で花を育てています。これまでホームセン
ターや豊中市環境部産のトヨッピー(腐葉土)に依存し
ていたものを自らで作る取り組みです。

 さっそく豊中市環境部の元職員から講習を受け取組
みが始まりました。この日、学校職員や地域活動団体
の方々が参加し熱心に聞き入りました。さっそく学校内
にある落ち葉や草を使い腐葉土づくりの開始です。
企業秘密と言われる促進剤と枯れ葉をサンドイッチ状
に何重にも積み上げ水分を十分与えた上でブルーシ
ートで覆い発酵を促します。後は定期的に水分と促進
剤を与えかき混ぜ時がたつのを待つだけです。

 こうした手法で学校内で発生する大量の緑のごみを
コストをかけずに有効活用することが出来れば、回収
焼却コスト削減につながり、市の財政再建に役立ちます。
また、これまでの腐葉土購入が不要となり、余剰分は
地域の方々にも提供が可能となります。

 将来的には地元校の成功体験を市内59の小中学校に
も提供したいと大きな望みを持って取り組んでいます。


fukuokamasaki at 23:01コメント(0)トラックバック(0) 

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