2011年09月13日

「環境福祉常任委員会」の質問内容

 今回の「環境福祉常任委員会」は補正に係る予算要求が主なものとして審議されました。内容としては(仮)介護支援ボランティアポイント制度の検討、医療と介護の連携ツールの作成および研修会開催、高齢者施設(老人福祉センター、市立老人いこいの家)の整備などが中心です。

 豊中市の4つの常任委員会はそれぞれ9名で、委員長、副委員長、委員7名で一つの委員会が構成されています。質問の順序については決まりがあるわけではありませんが、新人議員から始まり最後が副委員長というのが慣例です。

 今回の当委員会でも限定された数少ない審議内容のため、3人の新人議員が質問してしまうと殆ど出尽くしとなります。後で質問する議員は全くの重複を避け、予定した質問を整理しながら違った視点や論点からの質問をすることになります。(すべての議員がそうではないが)

 私は最後のほうの質問だったため、整理と工夫に苦労しましたが、(仮)介護支援ボランティアポイント制度について補足質問や確認をしながら市の理事者と議論を交わし、制度導入について意見要望をしました。

 この制度の内容については、膨れ上がる要介護者の数や介護保険会計の膨張抑制、介護保険料の負担抑制を図るため、1号被保険者(65歳以上)の方々に介護にかかわるボランティアに参加いただき、ポイントを付与し個人が負担する介護保険料の一部に充てていただくというものです。
このことで「高齢者の社会貢献活動への参加」を促すとともに、元気な高齢者を増やし介護予防を進めることで、結果として介護費用の総抑制に繋げるというものです。

 今回私は、市に対する質問と意見を通じ、総論として賛成だがボランティアそのものの有償に対する反対者への十分な説明、この制度以外の多くのボランティアに対する理解、費用対効果の問題などまだまだ検討しなければならない問題が多いことなどを指摘し、今後のアンケートの取り方や検討委員会の在り方について注文をつけ、政策会議で組織横断的に十分な議論を尽くすよう要望しました。(約10年前に地域連協会長で民生委員の時代に地域通貨を伴う制度設計に取り組み挫折した苦い経験あり)
 
 現在では当時と置かれている状況や緊急度も違い、市の有能なスタッフや制度設計にかかる資金もあるため何とかよい制度を確立してほしい。


fukuokamasaki at 16:38コメント(0)トラックバック(0) 

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