2012年05月20日

「西丘小学校」建て替えワークショップ 3

 千里ニュータウン豊中市域にある西丘小学校が、耐震指数の低さから体育館、プールを除く全校舎の建て替えを市が決定した際、その詳細計画についての情報公開と地域からの全面協力の必要性を提案しました。その結果3回のワークショップが計画され、昨日、最終回が実施されました。これまでの内容については、3月25日、4月21日のブログで紹介させていただいていますが、今回は前2回の議論を発展させ、ワークショップとして仕上げの作業となりました。

 今回のワークショップは参加者が一番多く、市民、設計事務所、コンサル、市の関係者など総勢60名に及ぶもので、大いに盛り上がりました。
5つにわかれた班からそれぞれ市民委員がまとめの発表をしましたが、2回の積み上げの議論を消化した相当レベルの高いものとなりました。

 全体を通した議論の中で、いくつかの共通した問題点や意見、要望、今後のあるべき姿についてひらってみました。

1.市内41小学校の中でもトップレベルの敷地の広さと高低差をどう生かすのか。

2.建物全体を北方向へ移動させ現在の狭い運動場の面積拡大を図る。

3.公教育施設と地域がどう連携し相乗効果をあげるのか、 地域活動の拠点の機能確保と学校全体の安心・安全のための工夫。

4.これまでの既成概念にとらわれず、自由な発想やフレキシビリティな手法を取り入れることで、建て替えの先進事例となるべきである。

 こうした考え方に沿ってつみあげられた議論や意見・要望が新しい西丘小学校として具現化することは素晴らしいことであり、地域の主役である子どもや市民の誇りと地域社会の帰属意識につながるものと考えます。

 3回にわたり、ご努力いただいた全ての関係者にお疲れ様でしたとともに、心よりお礼申し上げます。



fukuokamasaki at 10:15コメント(0)トラックバック(0) 

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