2016年07月09日

南部地域の魅力創造と取り組み姿勢について

 6月本会議質問で取り上げた最後のテーマが、南部地域の魅力創造と取り組み姿勢についてです。
この質問内容については以前から一部報告していますが、南部庄内地域の6小3中学校を統廃合し、二つの小中一貫校を新たに開校するというのが基本的な内容です。しかし、このビッグプロジェクトは教育委員会だけの問題ではなく豊中市の全部局を上げて取り組まねばならない内容で、豊中市政80年の歴史の中でも最大のプロジェクトであると考えています。

 こうした取り組みの背景には、高度経済成長期に都市計画や「まちづくり」の重要性がほとんど検討もされず、急増する地方からの流入人口を受け入れるのを目的に「まず住宅ありき」から無秩序とも思える「まちづくり」を実施した側面は否めません。当然の結果として、過密密集地域・狭わいな道路・大量の木賃住宅という負のイメージが庄内地域に定着してしまいました。一度こういった町ができ権利関係が錯綜してしまうと「まちの再生」は並大抵の努力では実現できません。今回、大規模な学校の再編で甲子園球場の2〜3倍の余剰地が出ることや神崎川駅西側の地域開発も含めて最初にして最後のチャンスと思われます。

 豊中市の持てる力のすべてをかけて魅力的な地域への変貌が求められています。今回、特に重要な部局である教育、市民協働、政策企画、都市計画推進、都市基盤、資産活用の各部長にこの問題に対する認識、部局としてこれが最重要だと考えているのは何か、他の部局との連携と協力で何ができるかについて考えを質しました。
答弁として各部局長からはこの地域における現状認識と課題、将来のあるべき姿について明確な意思表示と決意がありました。

 要はそれをどう具現化し、南部庄内地域の魅力創造につなげるかが重要な問題です。関係各部局は将来の豊中市の都市経営や南北格差解消に確実な成果を出すべく努力願いたい。また私自身は、この問題を高度に議論し、それぞれの力量アップを図るべく市の理事者に対しても学習機会を提案し取り組んでいます。最後に申し上げたのは、この重要時期に市の職員であったり議員であることの幸せと責任を感じることが最も大切だと考えています。


fukuokamasaki at 10:30コメント(0)トラックバック(0) 

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