2016年10月01日

本会議質問から その2

 今回のご報告は二つ目の質問です。内容は「健康寿命延伸・医療費適正化に関する新たな取り組み」について市の考え方を質すとともに、私からの提案を積極的に進め成果に結びつけるよう進言しました。

 豊中市だけでなく全国的に医療や介護に使われる予算が爆発的に伸びています。日本で使われる全体の額が約40兆円で、国家予算規模と比べると約40%に相当します。超高齢化社会を迎えることや医療が高度化することもあって今後もこの傾向は変わりません。国民健康保険や他の健保組合の行き詰まりが危惧されています。

 こうしたことから私は豊中市の国保会計の健全化を図るため、健康福祉部に対し市民の健診率を上げ早期発見、早期治療による市民の健康寿命の延伸と国保会計の健全化を提案しこれまで取り組んできました。しかし、がん検診に見られるように一向に健診率は上がりません。(約30パーセント強) そのために手遅れで重篤な状態になってから治療を受けるため、高額治療費が必要となるのに完治しないケースも出てきます。この他にも生活保護受給者の一部にみられるような不適正で無駄とも思える利用があります。(生活保護受給者は医療費は無料) 更に最近大きな問題となってきたのが高額な薬の問題です。高額療養費制度を使えばほとんどが健康保険から払ってもらえるシステムの問題で、あるがん新薬では年間3500万円の薬で95%以上が保険会計から支払われます。この制度を放置していると保険会計が破綻し、日本が誇る国民皆保険制度が崩壊してしまいます。

 こうした様々な悪条件が重なり将来の各健康保険組合会計や国家そのものも危機に瀕してしまいます。こうした危機状態を回避すべく国も自治体もしっかり取り組まねばなりません。

 以前からある支援者の方とこうした話をしてきました。1年前からこの方の人脈とネットワークを使い大阪大学の研究者に話が持ち込まれました。豊中市が正確で詳細なデータや情報を提供し、大学が膨大な分析研究を実施する。こうした成果を豊中市と大学とが連携し市民に還元する。結果として早期発見早期治療による健康寿命延伸や認知症対策により健康保険財政への負担軽減が実現します。 

 今、市と大学の連携協力と共同事業に議員として取り組み、市民の幸せ実現と国民健康保険会計の健全化を進めています。当然、国保以外の健康保険組合の方々への拡大と成果実現のため全力投球しています。


fukuokamasaki at 17:45コメント(0)トラックバック(0) 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索
プロフィール

fukuokamasaki

  • ライブドアブログ