2010年10月

2010年10月24日

 21年度決算委員会質問から今回は、「悪質商法被害」について報告します。手を変え品を変え「詐欺・悪質商法」の被害に遭う人があとを絶ちません。

 どれくらいの市民が被害に遭っているかは、被害者数、金額とも正確な実態数字は分かりません。しかし、これまでの地域役員や議員として受けた相談件数はおびただしい数字にのぼり、手口は悪質かつ巧妙になってきています。

 かつては消防署と錯覚させて消火器を買わされた、不要な工事で過大な請求を受けた、使いきれない量の避妊具を買わされたとか古典的な方法が主流でした。
 しかし、最近ではIT時代を反映しての架空請求や高度な金融商品に関する損害も多発しています。

 豊中市の消費生活相談「くらしかん」にも連日相談が絶えません。被害の実数(人数、金額)を正確に把握できないため、私はこれまで担当窓口に対して、相談による対応だけではなく市民に対する徹底的な啓発活動に取り組むことにより、被害を抑え込むことが重要であると主張してきました。

 長年の相談経験や業者対応から、教育現場での契約やお金についての教育(現在は補助教材を使用し実施)、老人会をはじめとした「出前講座」による啓発活動などにも取り組んでもらっています。特に架空請求など市民にとって覚えのない関係悪質業者に対しては一切無視するよう啓発活動に取り組むこと。相談機関や実務者に対しては粘り強く対応し、豊中市で仕事(詐欺・悪質商法)をするには非効率でやってられない状況をつくることが重要であるとお願いしてきました。

 そのためには明確な目標設定が大切で、相談件数の減少を重要な目標にすべきと提言してきました。結果として法改正の側面支援もあり、豊中市への相談件数も油断はできませんが減少しています。

相談件数は平成17年度(4554件)、18年度(3416件)、19年度(3366件)、20年度(3135件)、21年度(2882件)となっています。

 これからも気を緩めることなく、相談体制の改善や新事例の研究に市とともに取組み、被害に遭う市民を一人でも少なくしたいと考えています。そうすることが個々の市民を守り、膨大に膨れ上がる民生費の抑制にもつながると確信しています。
 
 日夜業務に取組んでいる職員と啓発活動の普及拡大に協力いただいている関係者に心から感謝したいと思います。


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2010年10月22日

 今日は決算委員会の2回目の報告です。
取り上げるのは、千里文化センター「コラボ」の活性化です。

 大阪府が千里中央地区再整備事業の実施に取り組んだ時、豊中市も協力し千里文化センターの建替えが行われました。完成した新千里文化センターの愛称が「コラボ」です。

 この「コラボ」、旧センターの売却資金で建設されたが売却資金のうち約5億円が豊中市の一般会計に回され借金等に消えた経緯があります。そのため新しいセンターは北大阪の新都心にある市の複合施設としては非常にグレードが低く、総床面積も足りず阪急沿線各駅前にある同種施設とはかなり見劣りがします。

 建設時に地元議員としてかなりの抵抗をし、現下の厳しい財政状況では仕方がないが、今後のグレードアップや運営面で高い評価の活動に結び付けることで了解した経緯があります。

 その後、基本設計の見直しや施設配置の変更、1階バスパースの変更や弱者専用駐車場の設置、運営ソフトの在り方など活動団体、建築専門家との連携に努力した結果現在の形となったと考えています。

 今回の決算委員会での質問では、多目的スペースでの情報受発信・相談機能・交流等の機能付加がどのように行われているか、アメニティ空間機能の設置とイベント開催についてなど質問。高付加価値の利用や市民満足にしっかり取り組んでいることが確認されました。

 しかし、まだまだやれることは多く、提言やアイデアを提供することにより、魅力ある複合施設として磨きをかけるよう要請しました。詳細については改めて報告しますが、市のトップセールスを通じ企業との連携等に私自身も取り組みたいと思います。


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2010年10月19日

 今回からしばらく、19日開催された「総務常任委員会」の報告を何回かに分けて行います。午前10時から始まった委員会は、休憩をはさみながら午後9時まで開催されました。

 本日報告するのは「危機管理室」と「消防本部」に対して行った質問です。まず、「危機管理室」に対し同報系通信システムの整備と青色回転灯パトに対する補助について質問しました。

 同報系通信システムは国の補助によりこれまで使っていたアナログ無線を全国一斉にデジタル化するものです。大量の情報を双方向でやり取りし、災害時の緊急事態に対処しようというものです。
 
 青パト活動に対する補助制度については、これまで地域防犯役員として講習を受け定期的に青パトに乗車していたにもかかわらず、市の助成を受けていたとは、うかつにも知りませんでした。青パト乗車は地域の犯罪抑止に役立つだけでなく、地域の隅々まで肌身感覚で知ることが出来るので私にとっては大きな意味を持っています。

 これまで乗員不足が恒常的に続いているため、市の広報やホームページなど様々なチャネルを使い青パトの啓発活動を行うよう要請しました。


 また、消防本部に対しては、消防防災協力事業所推進事業について質問しました。阪神淡路大震災やJR福知山線脱線事故を教訓として、民間事業者との協力体制のネットワークを構築するため始まった取り組みで、現在181事業所6,797名が登録し共同研修や訓練をしています。

 豊中市は、鉄道のほか大阪国際空港があるため、特にこの事業は意味があり重要性を持っています。特に各事業所への協力については、豊中商工会議所と連携するよう要請しました。


 



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2010年10月15日

 現在は決算委員会の真っ最中。豊中市では、建設水道、文教、環境福祉、総務と4つの常任委員会があります。12日の建設水道から始まり、私が所属する総務常任委員会は19日に開催されます。総務委員会は幅が広く、危機管理、総務、人権文化、政策企画、財務、市民生活、消防など多岐にわたっており相当タフな委員会ではあります。

 ここ数日は各担当部局の職員から21年度に執行された内容について報告を受けています。一日中職員の説明や質問、議論を続けていると集中力が持たないため、気分転換もあり開催中の各常任委員会の傍聴にも出かけます。

 他の委員の質問を傍聴することは非常に勉強になり、自分自身の質問に活かしたり、逆に反面教師になることもあります。
 また、他の部局と密接不可分の内容もあり、他の委員会の傍聴は組織横断的な問題も含んだ高度な内容に踏み込み質問することも可能です。

 今回の私の決算委員会での質問については、委員会終了後に報告したいと考えています。

質問内容は、
○同報系通信システム整備と地域防犯活動の支援につ
 いてを危機管理室に
○防災協力事業所推進事業については消防に
○千里文化センター「コラボ」の活性化について
○産業フェアー開催について
○消費生活相談について 
○行財政改革について

 などを予定しています。

 それにしても1日中体を動かさず、面談ばかりしていると体調もおかしくなるため、帰宅後9時からの地域防犯の安全パトロールへの参加は気分転換にもってこいでした。おかげで、今日はもう少し頑張れそうだ。



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2010年10月11日

 この3連休、土曜日はあいにくの雨のため各地域で予定されていた体育祭は中止となりました。予定していた来賓出席がすべてなくなり、決算委員会の準備にとりかかることが出来ました。。

 日曜日は西丘小学校区の地区体育祭に参加しました。この学校のグランドは、千里地区をはじめ何校かが随分前に透水工事(40〜50センチの表層土の下を透水処理)をしているため、大雨が降っても短時間で使用可能となります。
 今思えば大規模な工事で費用もかさむのに、豊中市の財政もこんなことが出来るほど余裕があったのだと、四半世紀前に市に要望した一人として感慨深くなります。

 千里のオールドタウン化の影響を受け、最少時には百数十人の児童数だったものが住宅の建て替えも進み現在では2倍以上に増え、最近では当たり前のにぎやかな地区運動会風景となりました。
 昼前には地元東町の私立幼稚園の運動会に出席し、かわいい園児たちの演技や競技を楽しみました。

 午後は、「東町街角広場」の9周年イベントに参加。この広場は10年前、さびれゆく近隣センターの活性化を図ろうと国、豊中市の支援を受け、閉鎖店舗を利用したコミニティカフェをオープンさせたものです。周年記念には毎年、地域の活動グループや大阪大学大学院建築学科、豊中市、コンサルなどの協力を受け各種発表や市民に対する利益還元のパーティも実施しています。
 今年も地元太鼓グループ「八鼓」の演奏、阪大のニュータウンアーカイブ発表、千里グッズの絵葉書(ニュータウン内を写真や絵で紹介)の販売など多くの方が楽しみました。10年間この「街角広場」を運営されてきた方々に感謝。


 11日の祝日は、地元自治会が豊中市危機管理室に要請した恒例の「出前講座」を開催しました。今回のテーマは、「共同住宅での地震に備える」というテーマで職員が講演しました。豊中市41小学校校区で唯一集合住宅しかない町で、このテーマになりました。また、丘陵地域のニュータウンにあって珍しく水害に見舞われた経験をもつ地域であり、今後の地下街への浸水被害が懸念されることから「新千里東町に水害はないのか」というサブタイトルでも話がありました。
 たびたび開催されることもあり、参加者が約30名というのも少し寂しかったのですが、継続が大切と取組み続けています。

 午後は市民から要請のあった相談のため自宅を訪問しましたが、内容については本人も言うように些細な内容で、十分時間をかけ話すことで解決できました。しかし、些細な内容でも顔を合わせて話を聞き、励ますことも重要なのは言うまでもありません。

西丘運動会アソカ運動会







街角9周年出前講座


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