2010年11月

2010年11月10日

 8〜9日の二日間、「総務常任委員会」で視察を実施しました。視察内容は以下の通りです。

8日 : 千葉県野田市
     1.公契約条例について
     2.資金調達及び指定金融機関について

9日 : 東京都三鷹市
     1.サスティナブル度調査について
     2.三鷹市芸術文化センター見学

 まず8日の千葉県野田市が全国で初めて制定した「公契約条例」については、公共工事等の入札において過度な価格競争を招き、下請負者や労働者にしわ寄せがなされ、労働者の賃金低下が懸念されていることに起因している。
 市長の強い思いから条例制定を行い、地方から国を動かしたいとの決意がうかがえた。

 制定後の動きとしては、2月からの施行であるため事例が多いわけではないが、現在のところ違反事例もなくスムーズに運用されているとのこと。

 
 この条例制定については、全国でも注目されており169もの自治体による視察が行われたとのこと。ただ、地方自治体の責務として最少のコストで最大の効果を得るということからすると違法性を指摘するものもあり、尼崎市のように上程されたが議会で否決している自治体もあります。

 尚、野田市の条例制定による契約のコストアップは、少ない事例ではあるがこれまでのところ約400万円とのことで、許容範囲との見解でした。私としては趣旨には賛成するが、細部に検討すべきことも多く悩み多き視察となりました。
  いずれにしてもこうした事が顕在化するのは経済の不振が背景にあり、景気回復と安定成長が待たれるとともに、まずはデフレスパイラルの悪循環を断たねばならないとの思いが………

 資金調達及び指定金融機関については、特に学ぶようなことは何もありませんでした。


 9日の三鷹市については、全国でも様々な先進取組みで有名な自治体です。2年前には会派で「教育問題」について視察した経験がありますが、その時の「豊中はまだそんなことを」の言葉にショックを受け、その後の取り組みに生かしています。

 さて視察目的の「サスティナブル度調査」については、創造的地域経営のための専門情報誌「日経グローカル」による調査により、三鷹市が全国トップにランクされたことから実施したものです。

 「サスティナブル調査」とは、日本経済新聞社が実施している調査で、全国市区を対象に環境保全度、経済豊かさ度、社会安定度の3つの側面から調査したもので三鷹市がサスティナブル(持続可能)都市全国1位となったものです。

 わが豊中市でも環境問題等については全国的にも有名な取組みを実施していますが、掲げる目標の高さの割に実績がついていっていない。また、経済的豊かさ度については、市財政の恒常的悪化や改革スピードの遅さなど評価が低いのも当然で番外にあるのも納得せざるを得ない。

 このテーマからの視察については実に学ぶことが多く、議会や議員活動を通じで今後に生かしたいと考えます。

 三鷹市芸術センターの視察については、来年3月末で閉鎖される豊中市民会館の建て替えに関連しての視察でした。
 三鷹市では豊中市が持つ大小会館施設のほか、クラシック音楽専用のホールが併設されており、一般ホールともども稼働率95%以上と聞き一同驚嘆しました。
 文化レベルも含め様々なことを考えさせられる見学となりました。


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2010年11月04日

 4日午後2時から大阪国際空港において、第35回の大阪国際空港 航空機事故対策総合訓練が行われました。私は豊中市議会空港問題調査特別委員長として来賓出席しました。

1.訓練目的は
  大阪国際空港における航空機事故の発生に備え、大阪国際空港緊急計画の検証を図り、正確な情報の収集伝達及び関係機関相互の緊密な連携による消火救難活動を迅速かつ的確に実施することを目的とする。

2.事故想定
 A航空2010便 A320型機は、大阪国際空港に最終着陸態勢に入った際、メインギアートラブルが発生し機長は航空管制官へ緊急着陸を要請した。当該機は、B滑走路(32L)に緊急着陸したが、滑走路をオーバーランし機体の主翼部分が大破炎上、乗客・乗員に多数の死傷者等が発生した。

ということで訓練が始まりました。参加行政機関12、消防機関10、警察機関2、医療関係機関14、大阪国際空港内事業所20機関、参加人員470名、参加車両65台、航空機1機、へり5機、大型バス2台が参加し実施されました。

 訓練が始まると同時に化学消防車を先頭にテキパキと展開される消火・救助活動、救急車のサイレンやヘリの爆音とともにトリアージされた負傷者を最適医療機関に搬送します。こうして2時間にわたる訓練が終了しました。

 航空機事故は決して起こしてはなりません。しかし、事故を想定した訓練は欠かせず毎年行われており、訓練を通じて経験と蓄積技術を高めるために関係者たちは日夜努力しています。
決して活躍機会のないことを祈って………

 

fukuokamasaki at 22:59コメント(0)トラックバック(0) 
 豊中市では 3日、文化の日にちなんで教育と青少年指導に関する表彰式が行われました。
第1部は「教育表彰」として11人の個人と3団体、第2部では「青少年指導者表彰」で8つの団体と10人の指導者が表彰されました。

 日々黙々と子どもたちや社会のために努力されている方々には頭が下がります。学校教育の場で、社会教育や社会体育、青少年育成や頑張る児童・生徒の皆さん、これからも市のため、社会のため、そして自身の幸せのために頑張っていただきたいと思います。


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