2013年03月

2013年03月31日

 

我が家の介護生活は第二ステージを迎えた。というのも、母が施設に入所させていただく事となったのである。

 

 10年近く前から、徐々に母の認知症は始まり、最近では一時も目を離せない状態まで進行してしまっていた。以前は『介護保険』、『施設入所』なんて、正直自分には実感のない話だった。まさか、自分が自宅での介護を諦めなくてはならないとは思いもしなかった。自分はできると思っていたから、自分の親は自分で見るものだと考えていたのだった。介護の本当の大変さはこの10年を体験するまで解らなかったし、想像すらしない事だった。

 

足腰の弱くなった母の排泄を手伝い、記憶の曖昧な話につきあい、昼夜問わず名前を呼ばれ、その都度夫婦で対応した。それも、機嫌のいい時ばかりではない。いわれのない事でひどく怒られる事もしばしばである。認知症高齢者を介護する家族が一番辛いのはこんなにやっても治る事がなく、元気だった昔に想いを馳せる時である。このようにして、10年の介護で身体的にも精神的にも私たち夫婦は少しずつ追い詰められていったのだった。

 

それでも、母が施設に引っ越しする前日まで、もう少し無理をしたら自宅で見られるのではないか、いや、でもやっぱり・・・とああでもないこうでもないと考えていた。しかし、その晩、夜中に大声で呼ばれ、一睡もできず対応しているその時に、「やはり、自宅で見るのはもう無理だ、できる限りの事はしたではないか」いや「まだまだできるのではないか」、二つの思いが常に交錯し思い悩む。母の入所後、チームを組んで母を介護して下さる施設の職員さんたちがいて、自分たちを助けて下さるという事が、本当にありがたいと心から思ったのだった。

 

もちろん、介護はつらい事ばかりではない。私たち夫婦は、この10年大変ではあったが、自分の家族とも母とも十分に向き合い、かけがえのない日々を送らせていただいた。母が、認知症にならなければ、到底知ることのなかった苦労と喜びがそこにはあった。そして、10年前には解らなかった『自宅で介護する事を諦めなければならない辛さ』も知る事ができた。

 

そして、我が家の介護はこの在宅介護を諦める辛さと戦っていく第二ステージに突入し、この葛藤は今も続いている。このような自分の弱さと向き合うことにより、他人の痛みを理解したいと思うようになった。老老介護のように我が家よりもっと辛い立場で介護されているご家族もたくさんいるし、介護は何も高齢者だけの問題でもない。家族の健康に関する悩みを持っている方がたくさんいて、公の手助けを必要とする方々もたくさんいる。10年余りの介護生活は、母が私に与えてくれた学びと気づきの機会であるような気がする。そして、その母の教えを無駄にしないようこれからの活動に活かしていきたいと思うのである。



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2013年03月15日

 3月14日、豊中市立中学18校で卒業式が行われました。二十年以上前に卒業した私の娘たちのころと比べて、何分の一の人数で63名しか卒業生はいません。小さな規模の卒業式でしたが、厳かに整然と式は挙行されました。

 起立し国歌斉唱で始まり、卒業生たちの名前が呼ばれます。生徒たちはしっかりと返事し卒業証書授与は終わりました。校長先生からはこれからの人生にとって大切な示唆に富んだお話がありました。生徒たちにはこれからの人生、校長先生の話にもあった鳥の目、虫の目の発想のごとく、多様な視点での考えが必要だという言葉をいつも思い出してほしい。

 卒業式後、校長室に帰ってこられた来賓の方々に丁重なご挨拶とお礼を言われる校長先生につい、私から部屋にいる方々に声かけをさせていただきました。「実は今日は校長先生にとっても卒業式だったのです。長い間お世話になりありがとうございました。」という言葉に、一斉に拍手とお礼の言葉が……、涙もろい方だけに感無量だったのか?

 有能で子どもたちや地域から信頼され愛された校長先生、これからも豊中の公教育に何らかの形で関わっていただきたいと思います。本日卒業されたすべての皆さんに、これからの人生、幸多かれと祈りたい。


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2013年03月09日

 3回目は「大阪広域水道事業団と大阪市との水道事業統合」についてご報告します。現在は統合にむけて進行中であるため制約がありましたが、これまでの経過や豊中市への影響、考え方について、また、巷間言われている統合メリットの効果額として言われている221億円の使途、今後想定される課題等について質しました。

 経過としては平成21年1月に橋下大阪市長と企業団の竹山堺市長が統合案をまとめる方針が確認された事から始まっていること。次に、豊中市への影響および考え方については直接的な影響はないが、統合により効率的、効果的な企業団経営や技術力の確保、府内の水道事業の連携強化が期待できる。統合による効果額221億円(平成41年までの18年間)の使途については基金等への積み立てや統合時の投資資金として使用する予定。最後に今後の課題等については、企業団議会の議員定数や規約の改正に豊中市をはじめ42市町村議会での議決が必要となります。


 教育委員会に対し、これまで一定規模以上や地域との連携など多忙を極める学校管理職の負担軽減や教育効果を上げるため複数教頭制を提言してきました。今回、一部に試験導入の意味も込めて決定されました。今後については実績等も見ながら、公教育の水準向上のため引き続き取り組んでいきます。次に、「赤ちゃん先生」プロジェクトの取組みについてですが、全国的に注文されているもので、先日、西宮市立平木小学校での授業を視察しました。内容については、「命の力」や「赤ちゃんの役割」についてインストラクターの講演の後、3組の赤ちゃん(1歳前後)親子と小学2年生の子供たちが直接触れ合うものです。子どもたちは目を輝かせ、赤ちゃん親子と一生懸命コミュニケーションを取ろうとします。通常の授業では体験できない事や人間が本来持っている「やさしさ」が全面に出た瞬間でした。

 育児中だからできる社会とのつながりと社会貢献、無縁社会解消を双方向で享受できるこのプロジェクトの拡大普及について、市教委に協力体制を要請したものです。


 最後に公共インフラの老朽化に対する対応や取り組み姿勢については、12日の建設水道常任委員会で細部にわたり質問する予定ですので後日ご報告します。


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2013年03月07日

 「会派代表質問」の2回目の報告をいたします。今回は「子宮頸がん予防接種」についてを健康福祉部に、「魅力ある強い病院」についてを市立豊中病院に質しました。

 「子宮頸がん予防接種」については以前にも質問しましたが今回、対象をこれまでの中学1年生から小学6年生以上へと拡大し、全額公費負担するものです。健康福祉部では、子宮頸がん予防接種の定期接種化に伴う新たな対象者及び保護者に対し郵送による個別通知を行うとしています。

 この件に関しての私の質問は、まず、子宮頸がんは性交渉経験によって感染すること。予防接種を受けたからといっても一部のウイルスにしか効果がなく、定期検診とセットで実施して初めて効果があること。さらに通常の予防接種以上に副作用が多いことなどを丁寧かつ十分な説明を本人及び保護者に行う必要があることなどを指摘しました。

 また、前段で申し上げた「子宮頸がん」が性交渉経験により感染することから、対象となる12歳の少女にどう説明するのか、性教育も含めて実施すべきではないかなど、保護者、教育委員会、健康福祉部などが合同で調査、検討すべきではないかと指摘しました。

 現在のこのワクチンの接種については無料であるにもかかわらず、約4割の対象者が接種してない事実が、この接種に対する不安や混乱を証明しているのではないかと指摘し、早急に教育委員会をはじめとした関係者間で検討するよう要請しました。


 次は、「魅力ある強い病院」について市立豊中病院に質問しました。
救命力世界一を宣言した豊中市の中核病院として、市民から大きな期待が寄せられている市立豊中病院は、この期待に応えるべく経営の健全化や効率化、魅力ある病院として更なる努力が求められています。

 まず市立豊中病院は、地方公営企業法の全部適用に移行したが、その効果について質したところ、最終的な意思決定権限が市長から病院事業管理者に移管され、様々な意思決定が迅速に行えるようになったことなど、これまで以上に病院の実情や実態に合わせた対応が可能となったとしています。

 次に、高度医療を支える医療機器の更新についても財政状況が厳しい中、工夫しながら計画的に実施するとしています。

また、市立豊中病院のブランドイメージにかかわる機能評価や経営に大きく寄与する機能評価係数(数値により診療報酬が高い)の向上に取り組むようこれまでにも指摘してきましたが、順調に取得が進んでいることも答弁がありました。

 更に、池の一部を埋め立て建設された市立豊中病院は、池に浮かぶようなたたずまいの建物ですが、この池の濁りと夏場の異臭を解消し、二尾池(ふたおいけ)が「ニオウ池」と揶揄されることのないよう、救命力世界一宣言をした中核病院にふさわしいものとするよう提言してきましたが、いまだ改善されていません。

 今回改めて要請するとともに、これまでの市民ボランティアや社会活動団体、環境問題研究所などの知恵や汗、浄財頼みだけでは解決しない。
市の本気度が試されていると指摘した結果、問題解決に当事者として責任を持って当たることを答弁されました。

 これからも「市立豊中病院」が市民に愛され、地域の中核病院として大きな役割を果たせるよう、議会議員としてチェック機能を果たしていきます。


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2013年03月05日

 4日から始まった3月定例会代表質問より、最初に質問に立った「新政とよなか議員団」の質問のうち私が担当した部分について何回かに分けてお知らせします。

 まず最初は「災害非常時の市民への周知と体制について」危機管理室に質問しました。阪神淡路大震災で大きな被害を受けた豊中市は、震災や集中豪雨などの自然災害、航空事故や北朝鮮からのミサイル攻撃などの人為的災害などに備え、市民への正確で迅速な情報伝達の備えが必要です。
 現在では同報系無線通信による市内43か所のスピーカーシステムや広報車などによる音声伝達、市のホームページやケーブルテレビ、携帯メールやコミュニティFMなどの通信機能を使ったものなどがあります。もっとも代表的な同報系スピーカーの可聴人口が現在では25%の市民にしか届かないため、16基の増設が進められていること。
 また、他の伝達方法についても研究と開発に努力し、特定地域や市民個人についても情報過疎の状態に置かれることのないよう要請しました。

 特にコミュニティFMを使った情報伝達については、先進事例にみられるようにローコストで正確な情報が瞬時に送信できるためしっかり研究し、検討するように要請しました。この方法は、非常に安価なFMラジオ(市民に無償提供)を設置すれば、緊急時には自動的にスイッチオンして緊急情報が送られるため、大きな効果が期待できます。


 次は「新ごみ収集」についてです。市では26年4月から現在のごみ収集体制を新しい制度に変更します。これまで一部の地域で民間委託していたごみ収集を種類別に民間と直営に分けて、それぞれが市内全域で収集します。
これまでわが会派はごみ収集の民間委託と直営の2人乗車体制(現在は3人)を進めることで行財政改革のスピードアップを要請してきました。

 新システムにメリットがないわけではありませんが、これまで進めてきた民間委託による行革効果がスピードダウンすることに不安を持っています。現在まで順調に委託が進み、現在では40%が民間委託となっていますが、新システムによると収集コストベースで50%になるのに、今後5年を費やさなくてはならないとされています。また、50%どまりの可能性もあり理解できません。

 今後とも新システムに移行しても民間委託によるコストダウンと行革による更なる効率化を進めていきたいと考えています。



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