2013年08月

2013年08月26日

 8月24日は地域の夏祭り。前日準備、本番当日、翌日の片づけ、この3日間は数ある地域活動の中でも最も忙しく負担のかかるイベントだ。また、年度初めからの準備作業や度重なる会議の実施は役員や関係者にとって、地域の皆様から喜んでいただけるイベントとするために、当然のものといえる。
 こうして多くの方々の努力で迎えた当日の天気予報は雨、よりにもよって前日、翌日も雨の予報だ。これまで何週間もの間、猛暑と雨なしで「雨乞い」をしながらも裏切り続けられた結果だから、なんという皮肉だ。
 市政だより50号の中のブログ記事で、「アジサイロード」に関して「雨がほしい」と書いたものだから、この容赦のない雨は福岡さんの仕業だと何人かの方に言われた。

 近隣地区での祭り中止が相次ぐ中、実行委員会では体育館や渡り廊下を使うなど工夫を凝らすことで祭り実施に踏み切った。当日になっての変更での実施に多くの人は戸惑ったに違いない。しかし、表立った不平や不満も出ず、役員やスタッフの方々の黙々と準備に駆け回る姿勢に感動した。こうして行われた「夏祭り盆踊り大会」は気ままな天気とは関係なく盛大に行われた。地域自治に取り組んでの2年目、この地域力と市民力、楽しいことはみんなでやり遂げようとする結束力に改めて脱帽。

 地域をよくしたい、ここに住んでてよかったと思える地域づくりに多くの先輩諸氏と取り組んできた30有余年、今回の地域の結束力を目の当たりにした私は、感激とともに、困難な条件下でも地域のことは地域の結束力で立派にやり遂げられる現状に、素晴らしい目標達成感を感じた。


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2013年08月20日

 新千里東町こぼれび通りのアジサイも今年で7回目の花を咲かせました。花の時期にはカメラの被写体に、親子の会話作りに、そしてウォーキングの応援にと忙しいながらも幸せな日々を過ごしたアジサイ達。しかし猛暑の今、水大好きなアジサイはもうくたくたの状態です。頼みは「あじさいを咲かせる会」の皆さんが届けてくださる愛情たっぷりのペットボトルのわずかな水。しかし、近くに水道設備がないため、会の皆さんも重労働です。

 「アジサイ一本里親制度」を導入して、ボランティアが育てているアジサイは現在400本近くになりますが、一本一本にドラマがあり、育て方もそれぞれ。闘病の身でありながら、生きる希望をアジサイに託されていた今は亡きTさん。孫の成長をアジサイとともに楽しまれるKさん。病後のリハビリ・健康のためにとせっせとお世話をされるYさん、Hさん。緑を増やそうと、組織全体で取り組むガールスカウト、あまりお見かけしない方がこっそりと、と思いはそれぞれのようですが、アジサイを通して地域の和が広がっていることは確かです。

 会の「気負わず、できるときに、できることを」、こんな気楽さがボランティアの長続きの秘訣かもしれません。

 



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2013年08月19日

 豊中、吹田両市にまたが東寺内地区のマンション開発で必要となる約300メートルの歩道について、地元自治会(吹田市)と関係者の依頼を受け、豊中市と連携し完成したことは以前にご報告しました。
 
 今回、延長部分で用地買収や技術的難易度から先送りされていた区間が同じ協力関係にあった人々との連携と努力により事業着手が決定しました。これによりこの市道沿いの歩道は一部を除いて完了となり、学童を含む歩行者の安全に大きく寄与することになります。

 このような他市にまたがる案件は、両市の住民や当局との調整が難しく、時間はかかりましたが、地元協力者の熱心な活動や買収にかかる地権者との調整など並々ならぬ努力と協力により、私や担当部局は大いに助かりました。こうした協力のおかげで議員としての役目が果たせたことをうれしく思うとともに、何よりも地域住民の方々の地域をよくしたいという熱意に敬意を表したいと思います。
 

 つづき
 この事業決定とスケジュールの報告があった後、協力いただいた自治会(吹田市)や関係者の方々から抗議を受け調べてみると、地元校区校長からこの区間の歩道整備に関する要望書が某市議会議員経由で担当部局へ出されていました。担当部局はこの件に関しては以前の歩道整備と同様に協力いただいている方々の努力で既に建設が決定済みなので「要望書を出す意味がない」と某議員に言われたようで、それでも出す真意はどこにあるのか不思議です。

 長年取組まれてきた地元自治会や関係者の方々にとって自分たちの努力とは別の団体の尽力により歩道整備が実現しそうだと地元で流布されているとの話に苦言を呈されるお気持ちはよくわかり、申し訳ない気持ちでいっぱいです。また、そうした事情を知らない校長を巻き込んでいることも不思議でならない。



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2013年08月08日

 8月6〜7の両日、東京都世田谷区、千葉県船橋市への行政視察を環境福祉常任委員会として実施しました。まず6日は世田谷区を訪ねました。
 世田谷区は23区の西部に位置し、人口が89万人と全国的には一部の政令市や県よりも人口規模の大きい東京都最大の特別区です。視察の目的は全国的にも前例がほとんどない成人期発達障害者支援事業の試行についてです。これまで発達障害に対する支援としては、公教育の児童生徒に対する支援が中心で18歳未満までが対象として、言わば通過していく児童生徒の一時期だけを実施していたのが実態です。その理由としては卒業後の長い人生の中で就業や自立した人生設計までフォローする難しさなど、問題の複雑困難さや期間の長さが大きな理由として考えられ手をつけたくとも出来なかったというのが実態だと考えられます。

 世田谷区がこの難問題に取組む決断に至った経過をお聞きしたところ、かつての部長が熱心に取組み研究してきたこと。同時に部局全体のこの問題に取組む姿勢や人材が育ってきたこと。更に区長のリーダーシップが大きく影響したとのことでした。また、支援事業に必要な施設の整備、相談体制の確立、自立支援への具体的トレーニングなどとともに産業政策部所管の「若者サポートセンター」との連携や組織横断的な協力体制も大きな力だと感じました。

 こうした取組みを実施に移せ成果をうるには世田谷区や東京都の財政状況や人材の豊富さ、受け入れ企業先の絶対数の多さなど恵まれた環境下にあるのも事実ですが、最終的には意識の高さやリーダーシップが必要だと改めて考えさせられました。

 尚、今回の視察を終えて相手側責任者から次のような言葉がありました。これまでこの件について全国各市から視察を受けてきたが、熱心で幅広く、奥行き深い質問内容は初めてです。外交辞令も入っていると思いますが、気分を害するはずもありません。わが豊中市でも今後の課題として施策に生かしていきたいと思います。


 翌7日は千葉県船橋市を訪ねUR都市機構の高根台団地再生事業について視察しました。船橋市は東京都心と千葉県の県庁所在地千葉市との中間にある市で人口が60万人を超える中核市としては最大の市です。東京のベッドタウンとして栄え市内には何か所もの都市機構が開発した団地があり、今回はその一つである高根台団地を視察し、再生事業の中でどのような「まちづくり」に取組んでいるのかがテーマです。
 UR都市機構は全国に70万戸以上の賃貸住宅を持つ全国最大の大家さんですが、過去の拡大路線の失敗や政治力が絡んだ土地取得などで財務内容が悪化した独立行政法人です。ただ賃貸事業については収益構造が悪化しかつてほどではありませんが、単独では黒字を維持している事業です。今後については人口減少社会にあって、所有住宅の老朽化や住宅性能の陳腐化により厳しい状況に置かれています。
こうした中で、所有住宅のストック活用や団地再生と言う形で転換を図ろうとしており、今回訪問した高根台団地は団地再生と言う手法で、一部売却、一部建て替え、「まちづくり」のための施設導入などが主な内容となっています。

 国が一定規模(1.000戸)以上の団地再生に補助金を出し取組もうとするスキームに船橋市が乗る形となっていますが、わが豊中市でこの条件に合致する団地が新千里東町団地です。今回の視察を通して地元自治会とURとの交渉や市がどの時点で三者協議に参加するべきかなど、様々な実例や教訓、問題点なども見えてきました。この問題を千載一隅のチャンスととらえ取り組んでいきたいと考えています。
 


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